猛暑の中を市大植物園に出かけた。帽子を忘れたので木陰をたどりながら歩くが、花木園には木陰が無く、ここでは汗をかきかきシャッターを押す。暑さの中でも木々達は勢い良く葉を広げ、花を匂わせている。 「木々の移ろい」の中で3つ目のフジウツギ科である。これまでにフサフジウツギとフジウツギを載せている。ウラジロフジウツギはどちらかというとフサフジウツギに似ている。葉の裏に軟毛を密生していて白く見えるので「ウラジロ」と呼ばれる。7−10月と花期は長い。本年枝の先に10-20cmの穂状花序を伸ばす。薄紫の1-2cmの花が密集している様は可愛いが、木全体としてサポニンを含む有毒植物である。 学名はBuddleja curviflora f. veneniferaで、フジウツギ科フジウツギ属である。curvifloraは「曲がった花」、veneniferaは「有毒の実」の意味。四国南部と九州に自生する。 |