フサフジウツギ−房藤空木 (1998.8.15、2000.9.23)
 Buddleja davidii


 お盆に大阪府箕面の勝尾寺に出かけた。昔は箕面駅から滝を越えて 1時間以上もかかる奥深いお寺であったが、山越えの自動車道が付いてから 気軽に参拝できるようになり、今は大繁盛である。境内も見違えるように 近代化されてしまった。
 その境内の東側に沢山のフサフジウツギが咲いていた。当初名前が解ら なかったが、これも小森さんからヒントをいただいた。花の色には 白、紅、紫などいろいろの園芸品種があるが、フジウツギやウラジロフジウツギと 違うところは、花の先端で花弁が4つに割れて平開していることである。
 学名はBuddleja davidiiでフジウツギ科フジウツギ属である。中国原産で 明治中期に渡来した。
 追記:梅田の「飛天」の前にも、フサフジウツギが雨に濡れて咲いていた(9/6)。
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 フサフジウツギの花期は結構長い。9月下旬でもまだ花が見られる。 今年(2000年)は藤色の花を京都で見た。花が次第に減っていくなか、 ツマグロヒョウモンが懸命に蜜を吸っていた。



勝尾寺のフサフジウツギ



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