アメリカザイフリボク−亜米利加采振り木 (2017.4.10)
 Amelanchier canadensis


 最近、豊中の住宅街でもザイフリボクを見るようになったと思っていたら、どうもアメリカザイフリボクのようだ。6月に実が黒く熟して食用になるので、ジューンベリーとも呼ばれ、園芸品種として人気があるようだ。成木でも5m程度で、ザイフリボクのようには大きくならない。ザイフリボクはアジアに多く学名にはasiaticaが付くが、ジューンベリーはcanadensisと付くようにカナダからアメリカ北部に分布する。
 花や葉はザイフリボクと殆ど変わらないので、見た目では殆ど区別が付かない。アメリカザイフリボクの方が葉の展開が花期より少し遅れるようである。また、ザイフリボクの方が若葉の裏の毛が密集しているようにも思われる。どちらも熟すと黒紫色の実になるが、味を比べれば分かるかも知れない。ジューンベリーの方が美味しそうである。
 学名はAmelanchier canadensisで、バラ科ザイフリボク属の落葉小高木である。カナダとアメリカ北部に分布する

良く育って背が高い木





幹の色はザイフリボクより白い


ザイフリボクよりは背が低く、葉の展開が遅い。


5月の実


葉の裏の毛が少なく、白みがない。


こちらはジューンベリーとして植えられた小木。5月には葉が十分に展開


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