以前にイワガラミを、間違ってツルアジサイとしてご紹介したことがある。装飾花の萼片が1枚か4枚かで見分けることが出来る。ツルアジサイは写真のように4枚である。立山の美女平でツルアジサイを写した。美女平はブナやトチノキ、そしてホオノキの巨木が緑鮮やかに森を覆っている所であるが、このホオノキにツルアジサイがてっぺんまで這い登っている。 6-7月に10-15cmの花を開く。ほとんどは両性花であるが、周囲にポツポツと装飾花を開く。装飾花の花弁と見えるものは萼片で、ツルアジサイでは3−4枚である。両性花には雄しべが多く15個程度ある。葉は対生で10cmと大きい。細かい鋸歯が多いのが特徴である。 学名はHydrangea petiolarisで、ユキノシタ科アジサイ属である。 |