ソヨゴ(冬青)−冬 (2002.1.10、2005.12(よしゆきさん))
 Ilex pedunculosa


 初めて名古屋の東山植物園を歩いた。花や実の少ない季節で、ロウバイだけが艶やかな香りを放っていた。しかしよく探すと、小さな実や冬芽・花の蕾もひっそりと控えている。植物園には「1月の花のマップ」というチラシがあり、この季節に来た人たちを退屈させないように気配りされている。東山公園には動物園と植物園があるが、植物園へは地下鉄東山線の「星ヶ丘駅」で降りるのが便利である。
 木の上下を見ながら歩いていると、湿地園の中に赤い実を付けたソヨゴを見つけた。風にそよいで音を立てるので「ソヨゴ」と言われるようであるが、特にこの木が音を立てるとは思えない。本州西部の山でよく見られる常緑の小高木である。雌雄異株で、花は6−7月に咲く。10月から冬にかけて、6mmほどの小さい実が赤く色づく。実は30-40mmの長い果柄を持つのが特色で、どちらかというとパラパラと付く感じである。
 学名はIlex pedunculosaでモチノキ科モチノキ属である。
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 松江のよしゆきさんから、ソヨゴの虫えいの写真が届き、メールには次のように紹介があった。「..ソヨゴの赤い実を見ていたら、変わったものが目に付きました。虫 えいと思い写してきました。ヨソゴタマバエによる虫えいでソヨゴメタマフシ というようですね..。」最下段の写真である。




京都の野村さんが見付けられたソヨゴの一枝。真っ赤な実が綺麗。(2005.11.9)


ソヨゴの虫えい(2005年12月よしゆきさん撮影)


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