シナサワグルミ (1999.4.25(京都植)、2016.4-6(稲荷公園))
 Pterocarya stenoptera


 シナサワグルミは長い果穂をたくさん下垂するので、すぐ目に付く。雌雄同株で、雄花・雌花は20cm近く下垂している。
 日本原産のものはサワグルミであるが、街路樹などには、育てやすいシナサワグルミの方がよく使われる。25m程の高さになる。5月頃写真のような花を下垂する。サワグルミとの違いは葉を見れば分かる。サワグルミの葉には翼がないが、シナサワグルミの葉には下図に見るように立派な翼が付いている。若木ほどはっきりしているようだ。また、サワグルミは奇数羽状複葉であるが、シナサワグルミは偶数羽状複葉のものが多い。
 学名はPterocarya stenopteraで明治初期に渡来した。クルミ科サワグルミ属である。 京都府立植物園で写す。

開花した雄花(京都府立植物園)



果穂は長く下垂する(以下は豊中の稲荷公園)



葉には翼がある


樹皮


木々のリストへ戻る