サワグルミ (2003.6.15(月山)、2011.5.4(伊丹))
 Pterocarya rhoifolia


 日本全土の山地の谷沿いで、よく見られる木である。伸び伸びと大きく育っていることが多く、見ていて気持ちがよい。大型の奇数羽状複葉が良い目印になる。雌雄同株で、花は5月に開花し、花の後は20cm以上の長い果穂が垂れ下がる。
 東北の山中でもさすがに6月になると花を見ることは出来ず、長く下垂した果穂を撮ったが、高い木なので残念ながら鮮明に撮ることが出来なかった。最近は、シナサワグルミの長い果穂を、都市の街路樹で見かけるようになった。サワグルミとよく似ているが、果穂の形が異なるほか、葉に翼があるので区別できる。
 学名はPterocarya rhoifoliaで、クルミ科サワグルミ属である。別名をカワグルミ、フジグルミなどと言う。

長い果穂(月山で撮影)




雄花(花は伊丹市近畿中央病院前で写した)


雌花


雌花と葉



樹皮


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