長岡さんがオオヤマレンゲのとても素晴らしい写真を送って下さった。近畿の屋根、大峰山系はオオヤマレンゲの群生地としても知られている。6月末から7月中旬が花のベストシーズンで、最近はオオヤマレンゲを見に訪れる人たちも多い。長岡さんは6月26日に登られた由である。 大峰山系の八経ヶ岳は1915mで近畿の最高峰である。ここから北東に弥山に続く道がオオヤマレンゲの数少ない群生地である。この付近は世界遺産になったことで道も整備され登山者も増えたようであるが、自然のままの雰囲気を残し、山の木々達に害が及ばないようにして欲しいものである。 モクレン科の中ではホオノキやタイザンボクと比べると花は小さいが、優雅さは引けを取らない。5-7月に10cm近い花を付け、俯いて咲く。雄しべは紅色で多数ある。こちらのページにも写真があります。 学名はMagnolia sieboldiiで、モクレン科モクレン属である。ここにも学名にシーボルトの名前が見える。 |