ニワトコ (2003.4.1、2005.4.15)
 Sambucus sieboldiana


 何となく、昔から記憶に残っている名前である。コルク質の発達した幹を持つ中位の高さの木で、野生が多いが庭木としても植えられる。枝などを黒く焼いたものが骨折の際の薬になると言うことから、「セッコツボク」と呼ばれることもある。
 花は4−5月のに咲く。集合花であるが、一つ一つの花の花冠は反り返って見えず、5つの雄しべと1つの雌しべだけが目立つ。実が固まって付き、夏にはもう赤く熟す。
 学名はSambucus sieboldianaで、スイカズラ科ニワトコ属である。sieboldianaは、シーボルトが日本で記録したことを意味しており、今「淡路花博」で取り上げられている通りである。

日当たりが悪い場所−静けさがある(理学部植物園)


日当たりが良い場所−とても元気(農学部植物園)


3月の開いたばかりの花−まだ緑色である(市大植物園)



樹皮は、生育環境と樹齢で様々に変わる


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