箕面には、なかなか良い山道が整備されている。箕面駅から西江寺の裏を経て箕面山荘を通り、滝上に向かう自動車道から、「こもれびの森」に入る道を歩いた。谷道と尾根道があって、緑の木々と風の音、鳥のさえずりが心地よい。この道すがら、沢山のコウヤボウキを見た。近づいて眺めると、複雑で美しく、自然の造形に感動する。(2002.10) ****************************************************************** 梅本さんからコウヤボウキが届きました。 アサギマダラが写っているのが素晴らしい。 止まっているのがなかなか撮れない蝶です。コウヤボウキは、以前にご紹介した ナガバノコウヤボウキの親品種で、 花は9−10月に咲きます。11月になっても見られます。 以下はお馴染みになった梅本さんの解説です。(2000.10) ****************************************************************** 和名 : コウヤボウキ 学名 : Pertya scandens 科名 : キク科コウヤボウキ属 分布 : 本州(関東地方以西)、四国、九州 本種は、山地の日当りの良い場所や、崖地などの少し乾燥した場所に自生している 小低木です。 枝はよく分かれ、其の長い枝を垂らす様に育つ性質を持つので、 其々に花を付けると大変美しく、秋の山道において、 とても心を和ませてくれます。 撮影地の高尾山では、偶然にも「アサギマダラ」が蜜を吸いに来た所に居合せ、 この画像を残す事が出来たのは、大変幸運でした。 「高野箒(コウヤボウキ)」の由来は、2説知られています。 何れも、高野山に因んだものですが、 (1)竹を植えることを禁じられていた高野山で、 本種の枝を用いて「箒」を作った所から来ている。 (2)高野山では、机上の掃除をするのに、之を束ねて用いた所から来ている、 というものです。 何れにせよ、この花の美しさに変りはありませんね。 (H12.10.24) ****************************************************************** |