コブシ−辛夷 (1999.3.27、2004.4.2(長岡さん)、2005.4.12)
 Magnolia kobus


 今、コブシが満開です。注意してみるとあちこちに白い花を付けた木があります。ハクモクレンと紛らわしいのですが、花がやや小さく、花びらが細くて開き気味なものがコブシです。写真のものは、豊中市の千里川沿いの公園(玉井町)で写しました。この公園にはコブシの木が一杯あります。
 辛夷と似た木に「たむしば」があります。花の下に葉が一枚付くのが辛夷で、「たむしば」では付きません。庭木として植えられる他、家具や建築用材としても使われます。
 コブシの花の後は、真ん中の雌蘂が大きくなって、沢山の種子を包んだ実が育つ。9月には実の色がピンクになり、とてもよく目立つ。遠くから見るとピンクの花が咲いているのかと思うほどである。ただ、形はややグロテスクで、コブシの花からは想像できない。
 学名はMagnolia kobusで、モクレン科モクレン属の落葉高木です。

花にも蕾にも1枚ずつの葉が付いている−京大農学部植物園



                              3月中旬


花の下に一枚の葉があるのが良く分かる、長岡さんの写真。



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