コバノセンナ (2001.12.30)
 Cassia coluteoides


 Cassia(マメ科カワラケツメイ属)の木を初めて見たのは、京都の神楽が岡である。雄しべと雌しべの異様な形が印象的だった。その家の奥さんに聞いたところ「アンデスの乙女」と教えてもらったが、本当の名前が「ハナセンナ」であることを、あとで東大の加藤さんから教わった。
 その後、家の近くで黄色の花を一杯に付けたかなり大きな木を見つけたが、こちらは「モクセンナ」という種類であった。この木をもう一度見ようと出かけるのだが、今もその家を見つけることが出来ないでいる。石垣島では、「ゴールデンシャワー」に出会った。
 昨年の暮れに、近くの民家の門口に、同じ様な花を見つけたが、この低木は「コバノセンナ」と呼ばれる種類であった。熱帯アメリカの原産で、高さ1〜2mの程度の落葉低木である。葉は、丸く短く、長さは3cm程度である。秋から初冬にかけて黄色の5弁の花を付ける。ネムノキと同様に、夕刻になると葉を閉じる。
 学名はCassia coluteoidesでマメ科カワラケツメイ属である。なお、学名は本によってかなり違っているので。最下段を参照して下さい。





和名と学名の対応は本によってまちまちのようである。
ハナセンナ:Cassia corymbosa あるいは Cassia multijuga
モクセンナ:Cassia surattensis あるいは Cassia glauca
コバノセンナ:Cassia coluteoides
ナンバンサイカチ(Golden-shower Tree):Cassia fistula
コチョウセンナ:Cassia javanica
バライロモクセンナ:Cassia nodosa
カワラケツメイ:Cassia mimosoides


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