ハルニレ−巨木たち (2004.2(西村さん)、2004.3.14(梅本さん)、2005.6.16(tsuchiyaさん))
 Ulmus davidiana var. japonica


 全国あちこちから送って頂いたハルニレの巨木を集めてみた。全国一とされるのは神奈川県海老名市の「有馬のハルニレ」(幹周7.5m)であるが、岩手、北海道、栃木など、関東以北に巨木が多い。
 最初の写真は、西村さんが撮られた雪中の「厚内のハルニレ」(北海道、幹周6m)である。夏には緑の葉を付けたこの木が「巨木探訪」に再登場するはずである。北国では30m以上にも育つ木で、北大植物園にもハルニレの巨木がある。
 次の写真は、tsuchiyaさんから送って頂いた北海道の帯広、真鍋庭園のハルニレの木である。真鍋庭園は日本初のコニファー庭園で、広大な敷地がある。帯広にはハルニレの巨木が多く、環境庁調査では幹周5.1mのものを筆頭に14本が登録されている。写真のものは幹周3.7mのもにと思われる。元気そうな木である。
 最後のものは、東京、新宿御苑のハルニレで、梅本さんが写された。樹形が見事で美しい木である。葉のない季節なので一層樹形がよく解る。近寄ってみると、花が咲いている季節である。
 学名はUlmus davidiana var. japonicaで、ニレ科ニレ属である。単にニレと言う場合はハルニレを指す。

北海道第2位の幹周を持つ「厚内のハルニレ」(西村さん、2004.2)


帯広市真鍋庭園のハルニレ(tsuchiyaさん、2005.6.16)


新宿御苑のハルニレ(梅本さん)



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