ハマヒサカキ (1999.11.13、2000.11.15)
 Eurya emarginata


 ヒサカキは春に咲くが、ハマヒサカキは秋から冬に咲く。樹形や花の付き方はそっくりであるが、ハマヒサカキの葉は全縁で、縁が反り返っているので、区別できる。葉の先端も鈍く平らで、ややくぼんだ形になっているものもある。
 暖地の海岸に生える常緑の低木である。公園や庭の低い植え込みに使われる。長い間蕾であったので、油断をしていたら、花の良い時期を逃がしてしまい、雄しべが少し枯れている。いつもながら、花を綺麗に撮るのはなかなか難しい。花は10−2月(晩秋から冬)に咲くので、前年の実が黒く熟す季節と重なり、雌木では花と実を同時に見ることになる。
 学名はEurya emarginataで、ツバキ科ヒサカキ属の常緑低木である。emarginataは葉の先端がややくぼんでハート形になっていることを指す。





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