アベマキ−春 (2000.4.22、2006.4.27(京都植))
 Quercus variabilis


 4月のブナ科の木々には、懸垂した雄花が沢山着いている。クヌギやアベマキは秋の実がよく知られているが、この時期の花も特徴的である。注意してみるとあちこちの木で垂れ下がった花が見られ、振ってやるとパッと花粉が飛ぶ。
 アベマキは樹皮が厚く、コルクの原料となっていた。クヌギに比べて、葉の鋸歯の先が細く鋭いが、葉の長さは栗よりは短い。秋には丸いドングリを付ける。雑木林の代表的な木である。
 学名はQuercus variabilisで、ブナ科コナラ属の落葉高木で高さは15m以上になる。京都府立植物園で撮す。

アベマキの芽吹き−3月、右上に見えるのは、成長中の今年の実。


雄花



分岐の中央のものが雌花、柄がある。(1999.4.25)


葉の表裏。裏側は白みがかる。



樹形と紅葉


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