このページの花は、シキンカラマツを除いて、湿原でなく草原で写したものである。泊まったペンションの庭にはヤナギランが植えてあったが、野生のものも沢山咲いていた。ペンションの周りをぐるりと回るだけで10種類程度の花に出会うことが出来る。夏の高原は何処もお花畑である。ちなみに、菅平は標高1400m、気温は15-20℃程度であった。 次ををクリックしていただくと、菅平湿原の草花−1と菅平湿原の草花−3が見られます。 ******************** 1.シキンカラマツ Thalictrum rochebrunianum キンポウゲ科カラマツソウ属 可愛い花である。茎が紫色なのが特色である。7−8月、茎の先から枝分かれして沢山の 花を付ける。高さは1.5mほどになる。 2.オカトラノオ Lysimachia clethroides サクラソウ科オカトラノオ属 虎の尾とは良く言ったものである。先が少し折れ曲がって咲く。よく見るとしっかりした 花である。日当たりの良い草地に群生することが多い。花期は6-7月。 3.イケマ Cynanchum caudatum ガガオモ科カゴメヅル属 蔓性で、典型的なガガイモ科の葉をしている。茎を切ると乳のような液が出る。 萼が反り返っている。花期は7-8月で、多年草。 4.ヤナギラン Epilobium angustifolium アカバナ科アカバナ属 近寄ってみるとなかなか素敵な花である。長い総状花序の下から上に咲き上がっていく。 草原に群生すると、ピンクから深紅の色が鮮やかである。花期は7-8月で、多年草。 5.ヨツバヒヨドリ Eupatorium chinense var. sachalinense キク科フジバカマ属。 フジバカマ属独特の特色のある花を付ける多年草。花期はフジバカマより早く、7-9月に 白または淡紅紫色の花を枝先に多数付ける。下部の葉の付き方を見ると3-4枚が輪生している ので、四葉と呼ぶ。高さは1m以上になる。 |