ツリガネニンジンの高山型である。ツリガネニンジンがひょろひょろと長く伸びて数段の花を付けるのに対して、ハクサンシャジンは3段程度にしか花を付けない。高山で風や雨に耐えるためであろうか。花の色は薄紫で、ツリガネニンジンよりやや大きく密に付く。形は釣り鐘型で、先端は5裂し、雌しべの花柱が花弁から長く突き出す。 茎の下部は輪生する葉がビッシリと付き綺麗である。葉は4-6枚が輪生し、卵状披針形で縁に鋸歯がある。 学名は Adenophora triphylla var. hakusanensisで、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。花期は7-8月。中部地方以北の高山に分布する。 |