4−5月にかけてハンノキ科特有の尾状花序に雄花を一杯に付ける。雌花は雄花の奥に下垂して数個が小さく咲く。葉の葉脈は美しく印象的である。同じハンノキ科のヤシャブシは3月頃開花し、木はヒメヤシャブシよりも大きい。類似のものにミヤマヤシャブシ、オオバヤシャブシなどがある。ヤシャブシやオオバヤシャブシでは、雌花は上向きに付くので、雌花の付き方が同定に使われる。果穂も数が多く、数個がまとまって付くことが多い。 学名はAlnus pendulaで、カバノキ科ハンノキ属である。Alnusはハンノキのラテン語名、pendulaは垂れ下がるの意。 |