ヤマウコギ−山五加 (2008.6.15、よしゆきさん)
 Acanthopanax spinosus


 ウコギ科の木の花は球形に開いてなかなか美しい。そのウコギ科の盟主であるヤマウコギ(別名ウコギ)の完全セット写真集がよしゆきさんから届いている。雌雄異株であるので、雌花・雄花を写すには雌木・雄木を見付けなければならない。今年になってようやく雄花の写真が撮れたと、メールにあった。労作である。
 5-6月に球形の散形花序を付け、写真で見るように、雄花には5個の雄蘂、雌花には2本の花柱がある。多数の果実を付け、秋には黒く熟す。葉は特徴的な掌状複葉で、長い葉柄の先に5枚の長楕円形の小葉を付ける。
 学名はAcanthopanax spinosusで、ウコギ科ウコギ属の落葉低木である。本州・北海道の山野に分布する。別名をオニウコギとも言う。

雄花



雌花







若い実


熟した実


冬芽



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