ヤマモモ−山桃 (2001.4.6、2005.4.9、2008.4.13、2008.6.17(景さん)、2018.6(山下さん))
 Myrica rubra


 鴨川土手にお花見に出かけたら、ソメイヨシノの横で山桃が満開になっていた。美形では勝負が付いているが、山桃の木も捨てがたい。花の付く木を探していて、これまでなかなか見つからなかったので、私はまず山桃の方に飛んでいった。
 2005年の春には、満開のソメイヨシノを見に行った級友のお宅で、ヤマモモの雌花に出会った。花見とヤマモモは相性が良いようである。
 ヤマモモは雌雄異株の常緑高木で、この木は雄の木である。雌花は葉の付け根に付き、紅色の花柱を持つ。花は4月に咲き、夏には赤い1cmほどの実がかたまって付く。甘酸っぱい味がする。ホルトノキと見かけが似ているが、葉の艶が異なり、ホルトノキの方が葉が厚く光沢がある。
 房総半島以西の温暖な地方に分布し、最近は公園樹や街路樹にも良く用いられる。
 学名はMyrica rubraで、ヤマモモ科ヤマモモ属である。
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 景さんから、赤く綺麗に熟したヤマモモの実の写真を送っていただいた(花の下側に掲載)。新築したお宅のシンボルツリーと言うことで、これからは毎年6-7月に赤い実が楽しめることだろう。上品な常緑樹であり、刈り込めば大きくならずに済むので、最近は公園樹や庭木としてよく使われるようになった。
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 京大構内に詳しい山下さんから、医学部附属病院の東大路寄りにあるヤマモモの木の実の綺麗な写真を送っていただいた。山下さんは、京大構内を歩いて四季を感じ、楽しんで居られるようだ。懐かしい木々の、その後の情報を教えて頂けるのは嬉しい。

雄花(2001.4.6、鴨川土手で)


  雄花が開いて花粉を飛ばしている(2008.4.13、アイアイパーク)


  雄花の拡大。各2本の雄しべが見える。


雌花(2005.4.9、大阪府吹田市で)



6月に赤く熟したヤマモモの実 (山下さん撮影、2018.6)



 (景さん撮影、2008.6)


こちらは熟す前のヤマモモの実




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