こちらは日本の代表的な材木となる杉である。杉の巨木で知られる屋久島の杉を移植したものが京大農学部植物園にある。まだ背丈は10m程度の幼木であるが、葉の貫禄に驚かされた。まるで短剣である。屋久島では、樹齢800年以上のものしか屋久杉とは呼ばないから、これはまだまだその資格がないが、それでも屋久杉の片鱗を見せている。本物の屋久杉の代表格「縄文杉」は巨木探勝のページにある。 花の時期は2-3月で、花粉症のせいで誰もが知るようになった。写真の球果は昨年のものである。 学名はCryptomeria japonica D. Donで、スギ科スギ属の常緑高木である。 |