ヤブサンザシ−藪山査子 (2001.4.21、2001.11.10、2004.4.3)
 Ribes fasciculatum


 今年は京都府立植物園でヤブサンザシの花を見た。今まで気付かなかったが、たまたま満開の枝垂れ桜を訪ねたあと、生態園に向かう途中で出会った。市大植物園で見たときより花の盛りに近かったので、良い写真が撮れた。今回撮った花も雄花である。
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 市大植物園で見つけた。僅かに花が残っていたが、盛りはとっくに過ぎている。4月の花とはいえ、今年は暖かい春だったので、どの木の花も駆け足で行ってしまった。
 落葉の低木で高さは1m程度である。雌雄異株で、葉脈に数個ずつ目立たぬ黄色の花を付ける。写真のものは雄花である。雌木には球形の小さな実がなり、赤く熟す。
 学名はRibes fasciculatumで、ユキノシタ科スグリ属である。本州以南の東アジアに分布し、別名をキヒヨドリジョウゴという。






秋11月のヤブサンザシの実



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