クリスマスブッシュ−夏 (2005.6.10)
 Ceratopetalum gummiferum


 クリスマスブッシュはオーストラリア原産で、クリスマスの頃に赤い萼が発達して艶やかな風情となるので、クリスマス用の切り花として日本にも輸入される。昨年、母の友人から美しい一枝を頂いた。
 母が、そのクリスマスブッシュの一枝から数本の挿し木を作って、鹿沼土に挿してくれた。幸いなことに、そのうちの一本が根付いて、5月には1mm程の白い小さな蕾を付けた。それから一月、6月になってようやく待望の花が開いた。花の構造は単純ではない様子である。この花の萼が大きく育って艶やかな紅色になるとは、とても想像できない。さて、日本ではクリスマスの頃にはどのようになるのであろうか、楽しみである。
 学名はCeratopetalum gummiferumで、クノニア科ケラトペタラム属の、常緑中高木。英語名はNew South Wales'Christmas bushで、オーストラリアのニューサウスウエールズ地方の原産である。

5月に小さな蕾が付きました。


6月10日、ようやく花が開きました。




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