ショウキウツギ−鍾馗空木 (2000.5.20、2004.5.8、2004.5.15、2005.5.17(梅本さん))
 Kolkwitzia amabilis


 これまで、ショウジョウウツギとして載せていたが、「ショウキウツギ」の方が呼び名としては一般的のようである。梅本さんから解説を送って頂いたのを機に、これまでの画像を整理し直した。遠くから見た感じはツクバネウツギと似ているが、羽根のような萼は発達しておらず、その代わりに萼の下に沢山の毛が生えている。以下は梅本さんによる解説である。
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和名 : ショウキウツギ (鐘馗空木)
学名 : Kolkwitzia amabilis
科名 : スイカズラ科ショウキウツギ属
分布 : 中国原産

 5月は、色んな「ウツギ」の仲間たちが開花期を迎えます。そんな中、今回ご紹介する「鐘馗空木」は、ちょっと珍しい種類のウツギと云えましょう。株立ち状に育つ本種は、其の枝垂れた長い枝に愛らしい花を沢山付けます。(^_^
 白から薄いピンク色を呈する花冠と、ガク筒・ガク片・花柄などに目立った白い毛が生える点は、本種の大きな特徴です。
 尚、「鐘馗」とは中国・唐の時代に玄宗皇帝が熱病を患った折、夢の中にあわられて悪鬼を退治した...とされる故事に基く「疫病を払う神」の事を指しています。
...と云う事は、此の「鐘馗空木」と呼ばれる本種は、とっても有難い木なのかもしれませんね。(^-^
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京都植物園のクスノキ並木の横にある花は「ショウジョウウツギ」と記載されている。また、市大附属植物園のものはピンクの強い品種であった。

京都府立植物園のショウキウツギ(2004.5.8)



市大附属植物園のショウキウツギ(2004.5.15)



小石川植物園のショウキウツギ(梅本さん、H17.5.17)




京都府立植物園のショウキウツギの株立ち。2004.5.8


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