ミツバウツギ−三葉空木 (2003.4.26、2005.7.8(梅本さん))
 Staphylea bumalda


 京都府立植物園の生態園の池から北門に向かう途中にある。何とも上品な花である。4月末から6月初めにかけて円錐花序に次々と花を開くが、全開することはない。8mmほどの小さい花である。5枚の白い萼は開くが花弁は開かず、いつまでも蕾のように見えるので、花先から覗いて見ると、緑の雄蘂と白い雌蘂が見える。
 名の通り細くて先の尖った葉が3つずつ組みになって出ている。秋になると袋状の刮ハが育って下垂する。最下段の袋状の刮ハは梅本さんの撮影である。
 学名はStaphylea bumaldaで、ミツバウツギ科ミツバウツギ属である。落葉低木で、日本全土に分布する。






特徴的な袋状の刮ハ(2005.7.8 梅本さん撮影)


木々のリストへ戻る