ウスノキ−臼の木 (2013.4.8 京都府立植物園)
 Vaccinium hirtum


 ツツジ科の木で、まだ載せていない典型的な木を探していたら「ウスノキ」が見つかった。京都府立植物園で二度写している。生態園内にある。説明板に別名「カクミノスノキ」とあった。スノキの実は丸いが、ウスノキの実には角張った稜が付いている。実の先端部分が平たく凹んでいることから「臼の木」と呼ばれるようになった。花の中を覗いてみると、雌しべの下が既に5稜になっていて、実の形が出来始めている。秋には是非写しに来たいものだ。
 日本全土に分布し、学名はVaccinium hirtumで、ツツジ科スノキ属の落葉低木である。

前年枝の先に、緑白色に淡紅色のすじが入った花を1−2個付ける


蕾の色もなかなか可愛い


釣り鐘型の花弁の先端から雌しべが少し覗く


花の内側を見る。雌しべの下が5角形になっている。


葉は互生である


葉の表・裏


木の全体


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