冬に赤い実がよく目立つモチノキ属の木であるが、ちょうど今、小さな可愛い花を実の数だけ付けている。クロガネモチが灰緑色、ナナメノキが紫色であるのに対して、ウメモドキはピンクで形も良い。 京都植物園では、噴水から針葉樹林に向かう途中にあるが、写真を撮っていると「アレッ、花が咲いているのですね!」といって見に来る人が多い。小さくてよく気を付けないと見逃してしまう。 山野に自生するが、冬の赤い実がよいので、庭木としても結構使われる。 6月に花を付けるが、雌雄異株なので、実のなる木では雌花しか見られない。 学名はIlex serrataで、モチノキ科モチノキ属の落葉低木である。北海道を除く日本全土の山地で見られる。 |