うめ−2 (2000.3.15)


 関西のウメはそろそろ終わろうとしているが、京大本部構内に、白梅・紅梅 それぞれ2種が上手に植えられた場所があり、今満開である。
 ウメは園芸品種が多いので、同定は難しい。野梅系、紅梅系、豊後系などに 分けるようだ。紅梅系では、枝の髄が赤い色をしている。この髄から 赤い染料を採って反物を染める技法があると教えて貰った。豊後系は 実を採るために栽培されるものが多い。野梅系には、一重・八重、シダレ、 紅白咲き分けなど多様な品種がある。
 雄しべの短い白梅は白加賀に似て、長いものは鶯宿(オウシュク)に似ている。 紅梅の方は、ピンクは難波紅、深紅のものが八重寒紅に似るが、花期が遅い。 お解りの方、お教え下さい。
 ウメの学名は、Prunus mume、バラ科サクラ属で、中国中部の原産である。




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