ウド−独活 (2000.9、梅本さん)


 「ウドの大木」は、からばかり大きくて役に立たない人の喩えである。 では、ウドはどんな木かというと、木ではなく多年草である。背丈が 大きく2mにもなったものは、食べるとまずいし、杖にもならない。
 そのウドの花は8−9月にかけて咲く。梅本さんがウドの花の写真を 送って下さった。解説と共にご紹介します。
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和名 : ウド
学名 : Aralia cordata
科名 : ウコギ科タラノキ属
分布 : 北海道、本州、四国、九州

これは、「春の山菜」としても名高い多年草の、「独活(うど)」です。 本種は、同じく春の若芽が美味しい「タラノキ」や「ウコギ」の仲間です。 (Aralia属=タラノキ属。)

よく、山野で見掛けますが、9月下旬に小石川植物園にゆくと、丁度満開でした。 こちらは、自生のものより遥かに小さい株でしたが、頑張って沢山の花を 付けていました。(実際には、約1〜1.5mにも成ります。) この果実は、やがて画像の様に「黒紫色」に熟してゆきます。
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ウドの葉


ウドの実


ウドの茎が手前から向こうの先端まで2m近く伸びている−ウドの大木。


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