「ウドの大木」は、からばかり大きくて役に立たない人の喩えである。
では、ウドはどんな木かというと、木ではなく多年草である。背丈が
大きく2mにもなったものは、食べるとまずいし、杖にもならない。 そのウドの花は8−9月にかけて咲く。梅本さんがウドの花の写真を 送って下さった。解説と共にご紹介します。 *************************************************************** 和名 : ウド 学名 : Aralia cordata 科名 : ウコギ科タラノキ属 分布 : 北海道、本州、四国、九州 これは、「春の山菜」としても名高い多年草の、「独活(うど)」です。 本種は、同じく春の若芽が美味しい「タラノキ」や「ウコギ」の仲間です。 (Aralia属=タラノキ属。) よく、山野で見掛けますが、9月下旬に小石川植物園にゆくと、丁度満開でした。 こちらは、自生のものより遥かに小さい株でしたが、頑張って沢山の花を 付けていました。(実際には、約1〜1.5mにも成ります。) この果実は、やがて画像の様に「黒紫色」に熟してゆきます。 *************************************************************** |