ツタウルシ(蔦漆)−秋 (2007.10.12、橋口さん)
 Rhus ambigua


 全国を回られる橋口さんから、昨年の秋の尾瀬で撮ったツタウルシの見事な紅葉の写真を頂いた。花の写真はあるが、ツタウルシが最も鮮やかに目立つ紅葉の時期が写せていないので、気になっていた。嬉しいことである。
 ツタウルシはヤマウルシと並んでかぶれ易い木であるが、ウルシ科の木の秋の紅葉は実に美しい。ヤマウルシが笠のように枝を広げるのに対して、ツタウルシは気根を出しながら10m以上もの高い木に這い登っていく。花はウルシに似ているが、葉は3出複葉で互生する。雌雄異株である。
 学名はRhus ambiguaで、ウルシ科ウルシ属である。日本全土の山地で見かける。



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