ゴヨウツツジ−五葉躑躅 (2009.5.26)
 Rhododendron quinquefolium


 ゴヨウノマツ、ミツバツツジ、ヒトバカエデなどと、葉の数で名前を付けるものが結構ある。このツツジも、葉が輪生状に5枚付くことから、ゴヨウツツジと呼ばれる。六甲高山植物園のクリンソウ群生地の近くで見付けた。残念ながら花期が終わっており、周囲を探して、枝に一輪残っていた花を写した。地面には沢山の白い花びらが落ちているので、つい先頃まで見事な満開であったことが想像される。
 ヤシオツツジなどと同じく、低木と言っても結構な大きさの木になる。ツツジというと目の高さに咲いていると言う感覚であるが、花を見上げるツツジも結構ある。このツツジもその一つで、5mを超す高さになる。大きくなると樹皮が松に似てくるため、別名をマツハダ(松膚)と呼ぶことがある。
 学名はRhododendron quinquefoliumで、ツツジ科ツツジ属の落葉低木である。別名、シロヤシオともいう。東北から近畿までの本州と四国に分布する。

六甲高山植物園のゴヨウツツジ(2009.5.26)


残念ながら、花期はもう殆ど終わりであった

輪生状5枚の葉が付くのが名前の由来である。


樹皮が松の木に似ているので、「マツハダ」の別名を持つ。



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