アオノツガザクラ−青の栂桜 (2008.6.7)
 Phyllodoce aleutica


 ツツジ科の花は多様で、高山植物に分類されるものも多い。可愛いスズランのような花を付けるツガザクラ属もその一つである。葉がツガの葉に似ているので、ツガザクラと言われるのであろう。地を這うように拡がって素晴らしいお花畑を作ることが多い。写真の花は昨年、利尻島の高山植物園で撮った。中部山岳地帯でも見られる。
 淡い黄緑色の花は6-7月に咲き、花の後は長くて赤い色をした花柄が残る。花柄には毛が密生する。
 学名はPhyllodoce aleuticaで、ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木である。中部地方以北の本州と北海道に分布する。

利尻島の高山植物園で写す。





一面に群生した花の後


木々のリストへ戻る