大阪府在住の野坂さんが、枚方の山田池公園で写し、お馴染みの梅本さんがあちこち問い合わせて同定して下さった木である。「咲くやこの花館」からの解答で分かったと言うことであった。 その後、野坂さんはもう一度写しに出かけて下さった。花は終わりであったが、新しい発見があった。この木の裏に、最下段の写真のような石碑があり、オーストラリアのクイーンズランド州が1990年の国際花と緑の博覧会(花の万博)の際に出展した木々を集めて、州の庭園として大阪府に寄贈したものであることが分かった。 トリスタニオプシス ロウリナは、ユーカリノキ、ギンバイカなどと同じフトモモ科の木で、ニュージーランドやオーストラリア東部の雨の多い地域に見られる。5-15mに成長する常緑高木で、シドニーなどでは街路樹にも使われている。花はオーストラリアでは1−2月に咲くと言うことであるから、日本では6-7月と言うことになる。 学名はTristaniopsis laurinaで、フトモモ科である。オーストラリア東部の原産。Tristanは、18-19世紀のフランスの植物学者、laurinaはローレル(月桂樹)に似たの意味である。 |