トウモクレン−唐木蓮 (2003.4.5、2004.4.7(梅本さん)、2014.10.28(櫻井さん))
 Magnolia quinquepeta var. gracilis


 梅本さんからトウモクレンの写真が届いた。モクレンとの区別の仕方が詳しく紹介されている。 ***************************************************************
和名 : トウモクレン
別名 : ヒメモクレン
科名 : モクレン科モクレン属
学名 : Magnolia quinquepeta var. gracilis
分布 : 中国原産種
 モクレンの花を眺めてみると、実に豪華な印象を受けます。遠目にも目立つ「赤紫色した花」は、誰もが足を止めて見入ってしまう魅力ある花と云えましょう。
 普段、私達が「木蓮(モクレン)」と呼ぶものは、中国産の「紫木蓮(しもくれん)」を指しています。此の「紫木蓮」の変種としてよく見かけるのが、今回ご紹介する「トウモクレン」なのです。
 本種は、母種の「木蓮」よりもやや小振りの花を付けます。亦、「花被片」の先端が尖り、内側は白っぽく、外側は赤紫色を呈するので、母種とは容易に区別が付きます。
 「樹高」も凡そ人の背丈くらいから、育って3mくらいの植物ですから、近くで観察しやすく、また手も掛からない花木です。
 「ハクモクレン」や「コブシ」のような、同じモクレン科の芳香花木に比べると、殆ど香りが無いのが残念ですが、お寺や公園などでの植栽例の多さは、「トウモクレン」の特徴と云えますね。
H16.4.7 東京都内「木場公園」、ほか「鎌倉」にて
撮影者:梅本浩史
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 モクレンの画像と比較して下さい。花弁の内側の色の違いがよく分かります。植木屋さんにシモクレンを頼むと、大抵トウモクレンが届く。トウモクレンも早春の大型の花として、よく目立つので人気があるが、ハクモクレンに比べると見ることは少ない。
 モクレン類は、まだ初冬の間から、やや緑がかったネズミ色の小さな蕾を出す。蕾は、冬の陽に当たりながら次第に大きくなって、3月下旬に一斉に開花する。この数年は暖冬の影響で、3月中に開花が殆ど終わってしまう。
 学名はMagnolia quinquepeta var. gracilisで、モクレン科モクレン属である。
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 櫻井さんから久しぶりに写真が届いた。トウモクレンの種子である。実が秋まで残って赤い種子が出てくるのを見ることは少ないので、貴重な写真である。以下は櫻井さんからのメールの一部です。
 「今年の秋、私の住むマンションのトウモクレンに実がつきました。トウモクレンの木が10本程あり、毎年6月頃までは実が沢山ついていますが、梅雨の頃、殆ど落下してしまい、残るのは数年に1.2個程度の状態が続いています。今年は、珍しく一本の木に2つの実が秋まで残り、一つには一個の種、もう一つには10個ほどの種が実りました。.....今まで見た実はすべて種1個だけだったので、沢山の種が実るのは珍しいかと思います。」

櫻井さんが写されたトウモクレンの種子(2014.10.28)



木場公園あるいは鎌倉で、梅本さん撮影



大阪、豊中市内で撮影



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