トックリキワタ−徳利木綿 (2003.11.10、2003.12.2、中島Moeさん)
 Ceiba speciosa


 ピンクの花が満開に咲いた光景は、派手で美しい。沖縄では11−12月にかけて、トックリキワタの花が満開のようである。中島Moeさんから、素晴らしい写真を送ってもらった。南米ブラジルの原産であるが、南西諸島のあちこちで見られる。
 冬に付く実を剥いでみると、中から暖かそうな綿が出てくる。実際に、これを集めて枕やクッションなどの詰め物にすることができる。
 学名はChorisia speciosaと呼ばれていたが、最近はCeiba speciosaと呼ぶようである。 バンヤ科コリシア(セイバ)属の落葉高木である。別名をヨイドレノキあるいはヨッパライノキというが、この木の南米での名前palo borrachoを直訳したもので、由来は不明である。




栃のような葉と、トゲのある緑色の若い幹


2月の実


「トックリ」の意味がようやく分かった。        実の皮を外すと、中からは見事な綿が出てきました。


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