京都府立植物園で新しく植栽された木である。キイチゴ属の木は、花よりも果実に心が動く場合が多いが、本種は大輪の八重の白い花が売りである。雄蘂・雌しべが無く、残念ながら実は出来ない。中国南西部原産で、宝永年間(1700年代初め)に日本に入ってきた。従って、日本で野生種を見ることはない。地下茎による繁殖力が強いので、庭に植えると大変になることがある。 花は5月に咲き、よく目立つので観賞用に売られている。 学名はRubus rosifoliusで、バラ科キイチゴ属の落葉低木である。別名をボタンイバラとも言う。 |