4年越しでタラノキの花をやっと写した。といっても、残念ながら出来が悪い。最初はバスの車窓から見たのを思いだして、比叡山ドライブウエーを自転車で登った。2・3年目は京都府立植物園の宿根草園で見つけたが、いずれも花期を逃した。そして今年、幾輪かの花が残っているのをようやく写した。蜂達に人気があるのか、特に大きな蜂が沢山集まっており、威嚇されながらの撮影だった。タラノキの花は複総状花序に付き、上部は両性花、下部には雄花が付くことが多い。両性花には、雄花期と、雄しべ・花弁が落ちた後の雌花期がある(下の写真参照)。 3-5mの低木である。8−9月、ヌルデと同じように、枝から湧き出すような形で白い花が一杯に咲く。ヌルデとは葉の茎が違っているが、幹に棘があるのも大きな特徴である。タラノキの若芽は食用にでき、天ぷらなどはたいそうな人気である。葉の付き方は奇数2回羽状複葉で、よく目立つ。 学名はAralia elataで、ウコギ科タラノキ属である。日本全土に分布する。棘の少ない品種はメダラと呼ばれる。 |