タマミズキ(玉水木)−冬 (2002.1.10、2008.1.20、出合さん)
 Ilex micrococca


 京田辺市に住んでおられる出合さんは、お正月に甘南備山に初登山に行かれるそうである。そのお目当ては、美しいタマミズキの木を見ることだという。送って頂いた写真を見ると、なるほど見事である。まるで、カエデの真っ赤な紅葉のようだ。毎年、お正月にこの目も醒めるような赤い実を見に行くというのは、素晴らしい初行事だと感心した。あまりに見事なので、おねだりをして、詳しい写真と木の実を送っていただいた。下にあるのはそれらの写真である。
 タマミズキは、速く大きくなる木で、花や実が高いところにしか見られないことが多く、写真家にとっては悩ましい木と言うことになっているようだ。その花は5−6月に咲く。雌雄異株で、雌花では雄しべが退化してやや短くなっている。果実は約3mmで小さいが、沢山集まっており、(出合さんの表現を借りれば)コムラサキの実を赤くしたように見える。「玉」はもちろん美しい赤い実を意味しているが、「水木」と呼ぶのは、木が水木に似ているからだと言われる。
  学名はIlex micrococcaでモチノキ科モチノキ属である。
*****************************************************************
 出合さんから初めてタマミズキの写真と実物の実を送っていただいてから、もう6年になる。今年、ようやく最近の甘南備山のタマミズキの真っ赤な実の写真を送っていただいた。青空を背景にした良い写真であるが、出合さんは「やはり、周りの木が大きくなりすぎ、タマミズキも大きくなりすぎて、被写体としてはもう苦しいものになっています。新しい撮影スポットを探さなくてはとかんがえ始めています。」と書いておられる。6年の歳月を経て、木々はやはり着実に生長しているのだと感じさせられた。(2枚目の写真、2008.1.20)

甘南備山にある見事に実の付いたタマミズキ


2008年1月、甘南備山のタマミズキ


幹は、近くで見ると桜のよう


送っていただいた赤い実



全体を見た幹と、冬芽


木々のリストへ戻る