タコノキ−蛸の木 (2002.1.19、2004.9.3)
 Pandanus boninensis


 沖縄によく自生しているアダンの親戚であるが、タコノキは学名の通り、小笠原の特産種である。雌雄異株の小高木で、葉は乾燥に強いやや肉厚の刀剣状で、まさに鋸のような鋸歯がついている。気根を出し、根元は沢山のつっかい棒で支えているように見える。
 初夏に黄白色の雄花、緑色の雌花を付け、アダンと同じ様な大きな実となる。秋には赤黄色に熟して、食用になる。最初は宇治の植物公園の温室で、2度目は沖縄海洋博跡の亜熱帯植物園で写した。
 学名はPandanus boninensisで、タコノキ科タコノキ属である。オガサワラタコノキ、あるいはキアダンとも言う。boninensisは「小笠原の」という意味である。(小笠原諸島の英名はBonin islands)。




葉と幹




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