2000年に結婚した娘が、父さんにと記念に石楠花の花を送ってくれた。枯れては大変と気を使うが、嬉しいことである。そのシャクナゲが、いま、京都植物園で満開である。 石楠花の種類は多いが、ツツジ科の中では最も大きな花を付ける。色は白からかなり赤いものまであり、ピンク系が最も多い。本石楠花や、筑紫石楠花、京丸石楠花は本州西部が中心だが、東石楠花は岩手県あたりから分布する。また、白い白山石楠花は、北海道から本州の高山に分布する。さらに、最近は中央アジアからイギリスに入って園芸品種となったセイヨウ石楠花が多数日本でも見られる。 学名はRhododendron metternichii var hondense(本石楠花の場合)で、 ツツジ科ツツジ属である。 |