加藤さんが小石川植物園で撮影した、三役揃い踏みの写真である。代表的な
スズカケが3種類、樹形と樹皮が綺麗に写っている。加藤さんの解説です。 ******************************************************************** 今回のスズカケノキ3種も小石川植物園の売りの一つで、スズカケノキ、 モミジバスズカケノキ、アメリカスズカケノキが同時に見ることができます。 説明版によると、明治初期に日本に最初に導入されたものであるそうです。 今では二十数メートルに成長し雄大な樹形になっています。 原産地では30メートルを越えるそうです。 *スズカケノキ(Platanus orientalis Linn.) 西アジア・南東ヨーロッパ原産。樹皮は三種の中で最も白く滑らか。 大木になると下の写真のように根元がこぶ状に膨らむようです。 *モミジバスズカケノキ(Platanus acerifolia Willd.) スズカケとアメリカスズカケの雑種。樹皮はスズカケ程は白くなく 滑らかでもない。性質が強いので、街路樹や公園樹としてよく 植えられる。 *アメリカスズカケノキ(Platanus occidentalis Linn.) 北米原産。大木になると樹皮は暗褐色になりはがれたり縦にひび割れる ******************************************************************** −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 英語名は「プラタナス」であるが、4月の花の後、秋に出来る 集合果が鈴を木に架けたように見えるところから「すずかけ」とよばれる。 銀杏と並んで最もよく見る街路樹である。 特徴ある大きな葉と、白と緑がまだらになった幹から、すぐにそれと解る。 街路樹に使われている「すずかけ」は、毎年短く切られて無惨であるが、公園などで 真っ直ぐに大きく伸ばされた「すずかけ」はどっしりとして美しく、特に 秋の紅葉が素晴らしい。大きいものは20m以上になる。 日本で最も多く見られるのは「もみじばすずかけ」であり、「すずかけ」と 「あめりかすずかけ」との雑種で、イギリスで作られたと言われている。 学名はPPlatanus ***で、スズカケノキ科スズカケノキ属である。 |