北海道の巨木を次々と紹介して下さる西村さんから、新しい木の写真を送っていただいた。小さな小さなツツジ科の木、シラタマノキである。今年は実の写真だけであるが、メールに「庭の隅に、思いがけず白い実を見つけました。忘れていたシラタマノキです。2年前に恵山の道の駅で買った小さい苗ですが、昨年は咲かず、その前に買った苗は枯らしてしまったことがあるので、完全にあきらめていたところ、いつの間にか実になっていました。花は見逃していたようです。来年は花の時期を見逃さないようにしないと。」とあるので、来年の花が楽しみである。 本州では、高山で見られる。30cmに満たない背の低い木であるが、7−8月に白い小さな釣り鐘状の花を付ける。写真の白い刮ハの方がよく目立つ。潰すとサロメチールのような匂いがするそうである。 学名はGaultheria miquelianaで、ツツジ科シラタマノキ属である。北海道および中部地方以北の本州(大山にも)分布する。 *********************************************** 2015年に吾妻山の浄土平を訪ねた折りに、幸運にもシラタマノキの花を写すことが出来た。西村さんはその後体調をこわされたようで、お便りのないのが心配である。(2015.8.1) |