シナノキ科のシナノキの学名はTilia japonicaであり、ヘラノキはtilia kiusiana(九州)であるが、ここでご紹介するのは、Tilia americana(アメリカ)である。 花は6月に咲き、シナノキ科の特徴である苞から伸びた花柄に沢山の黄色い花を付ける。雌しべが突き出るのも特徴的である。花は直径5mmほどの球形の果実となる。葉はシナノキに似て丸みがあり、ボダイジュより太っている。シナノキは葉先が急に細くなって、ネズミの尻尾のようになっているが、アメリカシナノキではそれほど尻尾が目立たないようである。 学名はTilia americanaで、シナノキ科シナノキ属の落葉高木である。カナダ東部からアメリカ北東部に分布する。アメリカボダイジュとも呼ばれる。 |