シーボルトノキ(春)−Sieboltの木 (2009.5.6)
 Rhamnus utilis


 神戸市立森林植物園で「シーボルトの木」を初めて見たが、この時には黒い実が印象的であった。命名が牧野博士とあるので、当然牧野植物園にはあるはずと探したら、丁度満開のシーボルトノキを見付けた。この木は、牧野博士が長崎出島のシーボルトの居宅で見付けてRhamnus sieboldiana Makinoと命名したが、その後、中国原産で既にRhamnus utilisと名付けられていることが解ったものである。雌雄異株で、写真の木は雄株と思われる。4−5月に淡黄緑色の小さな花を付け、秋には5-8mmの沢山の黒い実となる。
 学名はRhamnus utilisで、クロウメモドキ科クロウメモドキ属の落葉低木である。中国原産。

特徴的な4弁(萼片)の花が満開−雄花




葉の表裏



雨に濡れた幹


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