サルカケミカン (2006.5.11、中島さん)
 Toddalia asiatica


 サルカケミカンとは面白い名だと思ったが、幹に鋭い棘が写っていたので納得した。猿を引っかける程の棘という意味であるようだ。沖縄では、石灰岩の岩場によく自生しており、冬に黄緑色の小さな花を付ける。実は5月には黄や赤になって熟す。
 南西諸島でよく見られるシロオビアゲハはサルカケミカンに産卵されて育つ。
 学名はToddalia asiaticaで、ミカン科サルカケミカン属の常緑半蔓性の低木である。沖縄方言ではサラカチャーと呼ばれる。




4月21日撮影の写真では、まだ実が青い。


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