サラサモクレン−更紗木蓮 (2001.3、梅本さん)
 Magnolia × soulangeana


 梅本さんからシデコブシと間違いそうなサラサモクレンの写真と解説が届きました。
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和名 : サラサモクレン
学名 : Magnolia × soulangeana
科名 : モクレン科

3月の街を歩くと、様々なモクレンの仲間たちに出逢います。「ハクモクレン」は春の陽に映える、白色で大輪の花を付けます。「コブシ」の其の甘い芳しさは、なんとも云えぬ気品に満ちており、穏やかな「春の香り」を感じさせてくれる大切な樹木の一つです。 少し遅れて「モクレン」が咲く頃には、ソメイヨシノも満開ですね。

本種は、其の「モクレン」と、「ハクモクレン」を掛け合わせて作出された、とても人気のある種類です。

画像は、東京都の「神代植物公園」にて撮影したものですが、非常に沢山の蕾と花を付けているのが判ると思います。花弁は9枚に見えますが、厳密には6枚の花弁と、其れに酷似した3枚のガク片から成っています。

蕾を見て頂くと判るように、みんな同じ「北」を向いております。此れは、モクレン科の多くがそうなのですが、このような方向を指標する植物を「コンパス・プランツ」と呼んでおります。とても可愛い光景ですね ^_^)
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