サンザシ−山査子 (2003.5.3)
 Crataegus cuneata


 名前をよく聞く木であるが、町で見かけることは余りない。豊中の都市緑化植物園には、サンザシ、セイヨウサンザシ、アカバナサンザシが育っている。今回は残念ながら、かなり雄蘂が黒ずんでしまっているが、花の感じを知ることは出来る。街ではピラカンサと呼ばれるトキワサンザシやヒマラヤトキワサンザシをよく見かけるが、葉の形が全く違うので区別できる。花もサンザシの方が大きい。
 植物園のハーブ・薬草園にあるとおり、この木は薬用の木として江戸時代に渡来した。5月に花を開き、秋には10mm余りの赤い実となる。
 学名はCrataegus cuneataで、バラ科サンザシ属である。中国原産。




                       葉の基部にトゲが隠れている


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