ジンダイアケボノ−神代曙 (2021.3.23、西川先生)
 Cerasus spachiana ‘Jindai-akebono’


 ジンダイアケボノは交雑種のソメイヨシノ系と推測されている栽培品種のサクラで、1991年に新たな栽培品種として認められた。原木は東京都調布市の神代植物公園にある。以前の名札には「アケボノ」と記載されていたことから、ジンダイアケボノと命名された。
 戦後盛んに植えられたソメイヨシノは、てんぐ巣病などに弱いために枯死するものが多く、最近は代替品種として病気に強いジンダイアケボノが推奨されている。ソメイヨシノよりやや小ぶりであるが、花の色が少し濃い特徴がある。開花日はやや早いとされる。
 ジンダイアケボノは従って、今では各地で見られるようであるが、まだ写したことが無かった。沢山の巨木の写真を送って下さっている元千葉大学の西川先生からその写真が届いたのは嬉しいことである。早速にホームページに入れさせていただいた。
 学名はPrunus spachiana ‘Jindai-akebono’で、バラ科サクラ属である

西川先生撮影のジンダイアケボノ(2021.3.23、長久手市)


ほぼ満開


つぼみ(2022.3.18)


幹と樹皮


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