アカメガシワは本州の野山でよく見る木で、大きな葉と赤い葉柄が特徴である。南西諸島にも類縁種があって、感じがとてもよく似ている。しかし、よく見ると、葉には荒い鋸歯があり、葉柄も赤くはない。中島さんに送っていただいたものはこれで、リュウキュウアカメガシワと呼ばれる。この季節、実が育ってよく目立っている。 更に類似の木で「ヤンバルアカメガシワ」と呼ばれるものがある。葉はユリノキやウリハダカエデに似て、荒く3裂している。全体としては鋸歯は目立たず、葉の縁が弱く波打っている。この木は、台湾タイ、フィリピン、インドネシアに広く分布する。 ヤンバルアカメガシワの学名はMelanolepis multiglandulosaで、トウダイグサ科である。 |