豊中の都市緑化植物園の一番奥にハーブ園がある。これまで足を踏み入れたことがなかったが、この季節にも咲いている花がないかと探しに入った。止血剤になると言うマンサク以外に花はないと諦めかけたときに、小さな紫の花が目に入った。葉は良い香りがする。ローズマリーである。 昔は見なかったが、ハーブが普及して、最近は庭に植える家が多くなった。昔は「ハッカ」の葉の匂いをかいで喜んだものだが、今は本格的西洋料理の普及と共に多種多様の葉が使われる。地中海地方原産の常緑小低木である。花期は春から夏のはずだが、この季節でもちらほらと咲いている。 学名はRosmarinus officinalisで、シソ科マンネンロウ属である。ロスマリヌス属とも云う。 |